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新築の外構費用、どこまでかける?相場と内訳を解説

2025-08-15

住まいの価値は、建物だけで決まるものではありません。

家の「顔」となる外構にこだわることで、暮らしの質も満足度も大きく向上します。

とはいうものの、「外構工事に一体いくらかかるのか?」という費用の問題は、家づくりにおける大きな悩みになりますよね。

また、建物費用に集中するあまり、外構予算の計画が曖昧になってしまうケースも少なくありません。

外構費用は、土地の状況や理想のプランによって大きく変わるため、賢く計画を立てないと予算を大幅に超えてしまうこともあります。

そこで今回は、新築外構の費用相場から項目別の詳細な内訳、さらにはコストを賢く抑えるためのヒントまで、わかりやすく解説していきます。

 

外構工事全体の費用相場と内訳の考え方

「で、結局いくらかかるの?」というのが一番気になるところですよね。

外構の費用は、お庭を「どこまで、どんな風に作りたいか」で大きく変わります。

よく言われる目安は、「お家の値段の5%〜10%」。

例えば、3000万円の家なら、150万円〜300万円を外構にかける方が多い、というイメージです。

ただ、これはあくまで平均的なお話です。

土地の広さや高低差、地盤の状態によっても費用は変わります。

最低限の機能(駐車場とアプローチなど)でよければ100万円未満で済むこともありますし、逆にウッドデッキやおしゃれな門、お庭の照明などにこだわれば、500万円以上になることも珍しくありません。

 

また、「どんなスタイルにするか」も予算を左右する大きなポイントです。

開放的なオープン外構(門扉や塀をあまり設けず、敷地の内外を緩やかにつなぐスタイル)は、構造物が少ないため費用を抑えやすい傾向があります。

一方、門扉や高い塀、フェンスで敷地を囲むクローズド外構(プライバシーや防犯性を重視するスタイル)は、構造物が多くなる分、費用がかさむ傾向にあります。

どのような外構にしたいかによって、全体の予算感も変わってくるのです。

 

外構工事の主な内訳

外構工事には、様々な項目があります。

これらの項目の組み合わせや選ぶ素材、規模によって全体の費用が決まります。

 

・門まわり:門柱(ポスト、表札、インターホン含む)、門扉など。

・アプローチ:玄関までの通路。舗装材(コンクリート、レンガ、石材、タイルなど)の施工や、階段、手すりの設置など。

・駐車場(カースペース):車を停めるスペース。土間コンクリート舗装、アスファルト舗装、砂利敷き、カーポート(屋根)、シャッターゲートの設置など。

・フェンス・塀:敷地の境界を示すため、またはプライバシー保護や防犯のための目隠しとして設置。

・庭・植栽:芝生張り、シンボルツリーや低木の植え付け、花壇づくり、ウッドデッキ、テラス、照明などの設置。

・その他:物置、立水栓(散水栓)、ガーデンライト、サイクルポート、勝手口からの通路など。

 

外構費用を賢く抑えるには?

「素敵な外構にしたいけど、予算も気になる」という方も多いですよね。

ここでは、外構費用を抑えるためのいくつかのポイントをご紹介します。

すべての希望を叶えるのが難しい場合は、これらのポイントを参考にメリハリをつけることが大切です。

 

優先順位を決める

外構に求める機能やデザインで何が最も重要か、優先順位を明確にしましょう。

重視する点に予算をかけるメリハリが、満足度を高める鍵となります。

 

シンプルなデザインを検討する

複雑な形状や高価な素材はコストアップに繋がります。

機能的で必要十分なシンプルなデザインを選ぶことも、費用を抑える有効な手段です。

 

DIYも視野に入れる

簡単な花壇づくり、芝生張り、砂利敷きなど、ご自身でできる部分があれば費用を抑えられる可能性があります。

ただし、安全に関わる部分や専門的な工事はプロに任せましょう。

 

複数の業者から見積もりを取る

複数の業者から見積もりを取り、比較検討することは非常に重要です。

価格だけでなく、提案内容なども含めて総合的に判断しましょう。

 

建物本体の計画と同時に進める

家本体の設計段階から外構計画も同時に進めておくと、無駄なくスムーズな工事が実現しやすくなります。

トータルで設計できる業者に依頼することも有効です。

 

まとめ

 

新築の外構は、ただ家の周りを整えるだけではありません。

住まいの第一印象や、日々の安全性や便利さ、そして心の豊かさにもつながります。

一般的な費用相場や詳しい内訳を知ることで、ご自身の予算や希望に合わせて、より現実的で納得のいく外構計画を立てることができるはずです。

ご自身やご家族にとって何が最も大切か、優先順位をつけながら計画を進めましょう。

建物本体の設計段階から外構も視野に入れることで、より効率的で理想に近い住まいづくりが可能になりますよ。

外構は「家が完成してから考えるもの」と思われがちですが、後回しにせず、ぜひ建物と一緒にトータルで検討してみてくださいね。

外構を含め、理想の家づくりを実現したい方は、青梅不動産へお越しください。