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キッチンのワークトップは何cmがベスト?快適に使える高さの決め方

2025-08-08

毎日使うキッチン。

料理をしたり、後片付けをしたりと、実は家の中でも滞在時間の長い場所ですよね。

だからこそ、使いやすさは何より大切です。

中でも、キッチンの使い心地を大きく左右するのが「ワークトップ(作業台)の高さ」。

この高さが自分の体に合っていないと、知らず知らずのうちに前かがみになったり無理な姿勢になったりして、肩こりや腰痛の原因になってしまうこともあります。

今回は、そんなお悩みを解決するために、自分の体にジャストフィットするキッチンの高さの選び方をご紹介します。

毎日の作業がもっと快適になるヒントとして、ぜひ参考にしてくださいね。

 

体に合わないキッチンはツラい?高さによる影響

もしキッチンのワークトップの高さが体に合っていない場合、毎日の作業で知らず知らずのうちに体に負担がかかります。

例えば、ワークトップが低すぎると… 腰をかがめる姿勢になりやすく、腰痛の原因に。

反対にワークトップが高すぎると… 肩や腕が疲れやすい。包丁も力が入りにくく、作業効率が落ちることも。

たかが数センチと思われるかもしれませんが、毎日使う場所であるため、その差は意外と重要です。

体に無理のない自然な姿勢で作業できる高さを見つけることが、快適なキッチンライフへの第一歩です。

 

自分に合うワークトップ高さの見つけ方

では、具体的にどうやって自分に合ったワークトップの高さを見つければよいのでしょうか。

いくつかヒントをご紹介します。

 

計算式で目安を知る(身長 ÷ 2 + 5cm)

キッチンのワークトップの最適な高さは、一般的に「身長 ÷ 2 + 5cm」で求められると言われています。

例えば、身長160cmの方なら「160 ÷ 2 + 5 = 85cm」、170cmの方なら「170 ÷ 2 + 5 = 90cm」が目安です。

これはあくまで目安ですが、大まかな基準として知っておくとよいでしょう。

 

どんな作業が多いかイメージする

計算式だけでなく、実際にキッチンでどのような作業をすることが多いかイメージすることも大切です。

野菜を切ったり、何かをこねたり… ワークトップの上で力を入れる作業なのか、シンクで洗い物をする時間が長いのか。

包丁を使う作業が多い方は、少し高めの方が手元が見やすく、腰への負担も少ないと感じる可能性が高いです。

一方、洗い物が多い方は、シンクの底に無理なく手が届くかも重要なポイントになります。

 

一番大切なのはショールームでの体感!

計算式やイメージも大切ですが、一番確実で大切なのは、実際にキッチンの高さを「体感」することです。

キッチンメーカーのショールームには、さまざまな高さのキッチンが展示されています。

ショールームでは、実際にキッチンに立ってみて、まな板を置く真似をしたり、包丁を使うジェスチャーをしたり、シンクに手を伸ばしてみたりしましょう。

この時、無理なく自然な姿勢で作業できるか、肩や腰に負担がないかなどを確認しましょう。

スリッパではなく、普段キッチンに立つ時のような靴(または素足に近い状態)で試すと、より正確な感覚がつかめます。

 

一般的なワークトップの高さは?

現在のシステムキッチンのワークトップの高さは、主に85cm、90cm、95cmが主流であり、メーカーによって選べる高さは異なります。

以前は80cm台が中心でしたが、近年の平均身長の上昇に伴い、90cmを選ぶ方も増えています。

また、ご自身の身長だけでなく、家族のことも考慮して選びましょう。

例えばご夫婦で一緒に料理をしたり、成長したお子さんがお手伝いをしたりする機会が多い場合は、誰の身長を優先するか、あるいはみんなが多少我慢する高さにするかなど、ご家族で話し合ってみるのもよいでしょう。

 

高さ以外の使いやすさもチェックしよう

ぴったりの高さが見つかったら、あともう一歩です。

キッチンの使いやすさは、ワークトップの「奥行き」やシンクの「深さ・広さ」でも大きく変わります。

例えば、奥行きが広いと作業スペースがゆったり使えますし、シンクが深ければ水はねしにくく、大きな鍋も洗いやすくなります。

高さと合わせて、これらの要素もトータルで考えてキッチンを選びましょう。

 

まとめ

キッチンのワークトップの高さは、毎日の家事の快適さに直結する、とても大切なポイントです。

ご自身の身長や主な作業内容を考慮して、無理のない自然な姿勢で作業できる高さを見つけることが、体に負担をかけず、何よりキッチンに立つ時間を心地よいものにしてくれます。

計算式はあくまで目安として、ぜひショールームで実際に様々な高さを体感してみてください。

実際に立ってみて、体を動かしてみることで、あなたにとって「これだ!」という高さがきっと見つかります。

 

こうした一つ一つの「こだわり」を形にできるのが、注文住宅の家づくりの醍醐味です。

まずは「こんな暮らしがしたいな」と想像するところから、家づくりは始まります。

自分にとって、ご家族にとって理想の家づくりがしたいと思われたらぜひ、青梅不動産へご相談ください。