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家づくりで人気の“室内窓”とは?暮らしが変わる光と風の取り入れ方

2025-12-22

家の中の壁に窓を設ける「室内窓(しつないまど)」をご存じでしょうか?

リビングと廊下、キッチンとダイニングなど、部屋と部屋のあいだに設ける小窓のことを指します。

外に面していない場所でも光や風を取り込めることや、空間のつながりやデザイン性を高められることから、近年の注文住宅では「おしゃれで快適」と注目を集めています。

今回は、そのメリットや設置のコツ、注意点を詳しく解説します。

 

室内窓のメリット:光と風をやさしくつなぐ

 

採光で空間が明るく広く感じられる

廊下や書斎、玄関ホールなどは自然光が入りにくい場所です。

しかし、室内窓を通じて隣の部屋の光を取り込むことで、ぐっと明るい印象になります。

特に、リビングやダイニングに面した場所に設けると、昼間は照明を使わなくても十分な明るさを確保できるでしょう。

また、光がやわらかく回り込むため、奥行きのある開放的な空間を演出できます。

 

風の通り道をつくり、家全体の通気性アップ

風が抜けにくい家は、湿気やにおいがこもりやすくなります。

室内窓を設けることで、空気の通り道が生まれ、快適な室内環境を保つことができます。

例えば玄関ホールや階段ホールに室内窓をつけると、上階との空気循環がスムーズになり、一年を通して空調効率の良い家になります。

 

家族の気配を感じながらプライベートも確保

室内窓は、空間を仕切りながらも“つながり”を感じられるのが特徴です。

リビングと子ども部屋の間などに設ければ、家族の声や気配を感じつつ、それぞれの時間を過ごせます。

すりガラスや格子入りデザインを選べば、プライバシーを保ちながら安心感のある距離感を演出できます。

 

室内窓のデザインと設置アイデア

スタイルに合わせて選ぶ素材・形

室内窓には、アルミ・スチール・木製などさまざまな素材があります。

インテリアスタイルに合わせて選ぶことで、空間の印象が大きく変わります。

 ・ナチュラルテイスト → 木枠×すりガラスでやわらかく

 ・インダストリアルテイスト → 黒フレーム×格子入りでスタイリッシュに

 ・北欧テイスト → 白フレーム×透明ガラスで明るく軽やかに

形も正方形・横長・縦長など、配置や目的に合わせて自由にアレンジできます。

 

設置場所で暮らしが変わる!おすすめの配置例

室内窓は、「どこにつけるか」で暮らしやすさが大きく変わります。

特に人気のある設置場所は次のとおりです。

 ・リビングと廊下の間:廊下に自然光を取り込み、昼間の照明が不要になる

 ・キッチンとダイニングの間:調理中でも家族の様子が見えて安心できる

 ・玄関ホールとリビングの間:帰宅時の明るさと開放感を確保できる

 ・階段・吹き抜け部分:上下階の空気を循環させて風通しを改善できる

いずれも「光・風・視線」の流れを意識して設置すると、家全体がより心地よく感じられます。

 

室内窓を取り入れるときの注意点とは?

 

音とにおいの広がりに注意

部屋同士をつなぐ構造のため、音やにおいが伝わりやすくなる点には注意が必要です。

キッチンと寝室、トイレの近くなどに設ける場合は、開閉式の窓やすりガラスタイプを選ぶと安心です。

 

掃除とメンテナンスを考慮して設計を

ガラス面が多いとホコリがたまりやすく、掃除しにくい場合があります。

特に高い位置につける場合は、お手入れのしやすさも考慮して設計しましょう。

引き戸式や片開き式の窓を選ぶと、メンテナンスも簡単です。

 

まとめ

室内窓は、間取りを変えずに光・風・家族のつながりをプラスできる便利な手法です。

見た目のおしゃれさだけでなく、暮らしの快適性を高める効果もあります。

設計段階から窓の位置やサイズをしっかり計画することで、日々の生活がぐっと明るく、心地よくなるはずです。

「暗い場所を明るくしたい」「家族の気配を感じたい」という方は、ぜひ私たち注文住宅のプロにご相談ください。